玉かんざし 本べっ甲製/本漆塗り20ミリ玉
2007年 11月 27日
素材そのものがお高いやつがそれで、基本的には本べっ甲や銀製品などが
それにあたります。
ただ、扱う量は少ないですが、例えば本べっ甲の玉かんざしなどは、一度に
10本位を作ってもらうと、半年くらい持ってしまうんですね。
で、先日ちょうど前の在庫が売り切れまして、追加として製作したのがこちら
です。
足と耳カキの部分が本べっ甲製で、足は13.1センチ、耳カキは3.2センチ。
玉の直径は約六分(20ミリ)、全体の大きさは約18.3センチです。
実は玉の素材が木台ではありません。前回からは樹脂の玉を使っています。
ただ、実際に使ってみて感じたのは、樹脂にもいろいろな素材があり、今回
使ったものは重さも気になるほどではなかったのです。思わぬ発見であると
ともに、今後のことも考えると一安心でした。
玉の色は赤のみですが、朱のような明るい赤ではなく、やや落ち着いた渋い
色合いがかった色になっています。本漆らしい色合いといえるでしょう。
足のほうは全体的に黒っぽいものですが、かなりの厚みがあるのにも
かかわらず(5ミリ前後)、斑の入っている部分も見えます。
綺麗なのは耳カキ部分で、マーブル状に斑の入った部分は本べっ甲ならでは
の味わいが感じられると思います。
販売価格19,950円(本体価格19,000円、消費税950円)
今回は10本、作ってもらいました。実際にご来店の上、実物を手にとって見て
いただければ、こちらも安心です。どうぞよろしくお願いいたします。