創業昭和5年のかんざし屋 3代目が綴る、かんざし屋としての日常のことなど


by kanzasi_yamaguchi
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カテゴリ:おいらん用かんざし( 8 )

先日、映画『さくらん』でも使われたサンゴの下がりのビラカンのご依頼を
いただきまして。
それが仙台にあるフォトスタジオ・ニトロブレインさんからでした。
こちらではブライダルフォトなどをはじめとして様々な写真撮影をされて
いるそうなのですが、その中にズバリ「花魁」という項目があるほど
なのですね。

実は長らく材料となるサンゴのパーツが欠品していて、入荷したと思ったら
色合いが違っていたりしていて、こちらの職人さんもこれでは…と悩んで
いたのでした。
それでも今回ご依頼をいただいたことで改めて色々やってみまして、何とか
製作出来たのがこちら↓です。
f0151488_011073.jpg

急遽材料を集めて組み上げることができたのは、正直奇跡のようでした…。

出来上がったかんざしは直ぐにお送りしましたところ、その日のうちに
さっそくそのかんざしを使って撮影も行われたそうで、こちらも嬉しい
限りです。
ニトロブレインさんのブログ記事でも紹介していただきました。

ということで、花魁になりきってみたい方、それを写真として残してみたい
方は仙台のニトロブレインさんへぜひどうぞ!


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by kanzasi_yamaguchi | 2015-02-13 00:44 | おいらん用かんざし

組紐の種類について

こちらはお客様からのお問い合わせにお答えするものですが、
いま現在の当店の組紐の在庫などについてのものです。

おいらん用などもそうですが、組紐というものも髪飾りとして用いられる
ことがよくあり、また和装らしさを引き立たせるアイテムでもあります。
当店では髪飾り用に短めのものをご用意しているものですが、定番的な
ストックのものをいくつかご紹介させていただきます。

まず組紐そのものの種類をいくつかお見せします。
№1は四津(よつ)と呼ばれる編み方の組紐の太いタイプです。
f0151488_093463.jpg

左からゴールド、シルバー、赤、紫の4色あります。長さは端から端まで(房まで
入れて)85センチありました。販売価格は1,365円(税込)ですが、赤と紫は
1,575円となります。
この1.の紐でおいらん用の十字型の組みをしたものがこちら↓です。
f0151488_1183787.jpg



次は三種類の組紐をまとめてご紹介します。
上から2.手綱編み(細)、中央が3.八津編みという細かい編み込みのもの、下が
4.手綱編みなので倍ほどの長さがあるロングタイプとなっています。
f0151488_010566.jpg

上の手綱(細)は長さ85センチ、色はシルバーのみで販売価格1,365円(税込)。
中の細かい編みは長さ110センチ、色はゴールドとシルバーの2色で1,575円(税込)。
下の手綱(ロング)は長さ165センチ、色はゴールドとシルバーの2色で2,415円(税込)。

こちらはそれぞれの組紐でおいらん風の十字組みをしてみた比較です。
左から1、3、4の紐を使ってみました。
f0151488_1184744.jpg

いかがでしょうか。やはり4.の紐はちょっと太さも足らず、また大きくなりすぎるので
下の写真の左側のように丸くまとめた方が良いかもしれません。
f0151488_119349.jpg

↑同じ紐で組み方を変えてみた例です。

いかがでしょうか。

こちらの商品に関するお問い合わせは、
080-3470-2892 (店主ケイタイ)か
03-3700-2625 (店舗)までお気軽にどうぞ。

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by kanzasi_yamaguchi | 2012-01-28 01:52 | おいらん用かんざし
さて本日は江戸吉原風の花魁飾り用のときに、後頭部の大きなまげに
つける組み紐の飾りについてです。
2008年の11/17付けのブログ記事にてご紹介しておりましたが、
一部の組紐は売り切れとなってしまいましたのと、色や長さが変わった
ものがございますので、改めてここに登録いたします。

まず、飾りの種類の比較です。左から1、2、3とします。
f0151488_2038068.jpg


次に1つずつご紹介します。
1は細かい四つ編み。たて約18センチ×よこ13.5センチです。
(2008年のブログ記事の時よりややゴールドらしい輝きがある色になっています)
f0151488_2041234.jpg


2は手綱タイプ。たて約19センチ×よこ15.5センチです。
(2008年のブログ記事の時よりちょっとだけ長くなっています)
f0151488_20414015.jpg


3はさらに細かい編みタイプ。たて約27センチ×よこ17センチです。
f0151488_204247.jpg


サイズは紐の締め方によって異なりますので、おおよその目安とお考えください。
1と2は実物はほぼ同じ色なのですが、1のほうが目が細かい分やや落ち着いた
色合いになっています。また3はちょっと赤っぽい感じのゴールド色となります。

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by kanzasi_yamaguchi | 2011-12-15 20:49 | おいらん用かんざし
本日ご来店のお客様で、成人式の写真撮りをおいらんみたいな感じの髪型にしたい
というご依頼がございました。

お着物の色は赤と黒のものだそうで、まずは赤いかんざしをお探しとのこと。
彼女の髪の色も黒だったので、赤いものならば映えるだろうなと思いながらいくつか
赤い色のかんざしを見ていただいきました。
こんな感じ↓
f0151488_1814209.jpg

 左・唐草彫りかんざし たて16.5×よこ12.2センチ→売り切れました
 中・金属飾り付きかんざし たて17×よこ11.9センチ、
 右・蒔絵かんざし #286 たて12.5×よこ7.3センチ→売り切れました

で、他にはどんなものが?と伺いましたら「下がる感じのものがいい」とのこと。
赤系で下がりが付いているというと、映画『さくらん』のこんな感じ↓
f0151488_18205794.jpg

(ビラカン 寸丸 サンゴ下がり付きタイプ)
または、まとめて着けたらボリュームも出るこちら↓
f0151488_18222576.jpg

(造花の髪飾り三点セット・#0723桜の花/下がり付き)
とかでしょうか。

で、ふと思い立って『小悪魔ageha』という雑誌の2009年2月号と2010年の2月号の
おいらん特集をお見せしたところ、まさにそれを参考にされて来たということでした。

おお~買っといてよかった!

というわけで上のかんざしのうち#286の蒔絵のものと、#0723の桜の造花セットを
お求めいただいたのでした。

ところが、雑誌では頭の後ろ側に組紐の飾りが付いているんですが、これって…と
言われてしまい、ウッとなってしまいました。
あー、これはなんだろう、写真が小さくてよく分からないなあ。

たぶん本当のおいらんさんたちも組紐の飾りを付けるから、それの変形バージョンなん
だよなあ…でもこれ大きいしクローバーの花みたいに四つの丸い感じになっているな…。
通常ウチで販売しているものって60~70センチくらいのもので作るんですけど、
こんな感じ↓のものなんですよ。
f0151488_18541470.jpg

(右・リボン型結びタイプ、左・花魁用飾り結びタイプ)

そこでまたふと思い出しまして。あ~倍くらいの長さの紐もあったっけ…。
と、ごそごそしてみましたら、あったあった、ありました。長さ倍の150センチのものが。
これを使ったら大きいのが出来るんじゃないかな?
とはいえこの長さのものはやったことがないので、1~2日お時間をいただけますか、と
お願いしましてお引き取りいただきました。

で、そのあとすぐに作ってみたんですが、こんな↓感じのものができました。
f0151488_1921380.jpg

従来のものと比較してみてもこんなに違います!
f0151488_1924998.jpg


まあ実はやってみたら10分くらいで出来ちゃったんですよね…。
待っててもらえばよかったかな…。

い、いやまあやったことなかったし!ホントこんな感じかなあとかってやっただけ
なんですから!

ま、まあ皆さんもどうか生温かい目線でお願いいたします…。

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by kanzasi_yamaguchi | 2010-01-24 19:22 | おいらん用かんざし
さて本日はタイトル通り、江戸吉原風の花魁飾り用のときに、
後頭部の大きな髷につける組み紐の飾りについてです。
こちらもお客様からお問い合わせのあったもので、紐の網目
や長さなどをお知らせするためにここに登録いたします。

まず、4種類の比較です。左から1、2、3、4とします。
f0151488_21235518.jpg

次に1つずつご紹介します。
1は細かい四つ編み。たて約19センチ×よこ14センチです。
f0151488_21275379.jpg


2はさらに細かい編みタイプ。たて約24センチ×よこ18.5センチです。
f0151488_2129790.jpg


3は1と同じ細かい四つ編みですが、色が黄色っぽいです。
たて約21センチ×よこ17センチです。
f0151488_2131632.jpg


4は手綱タイプ。太いのですが短いです。たて約17.5センチ×よこ13センチです。
f0151488_21335574.jpg


おすすめとしては1か2といったところでしょうか。
お値段は1、3、4が販売価格1,575円で、2のみ1,785円です。

ご参考になりましたでしょうか。ご検討いただけましたら幸いです。

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by kanzasi_yamaguchi | 2008-11-17 21:33 | おいらん用かんざし
以前にご紹介したおいらん用のかんざしセットですが、こちらはいわゆる
舞台用で、日本髪の大きなかつらを付けたときにお使いいただく用途で
製作したものでした。

ところが、最近は成人式や結婚式などでこういった感じのかんざしをつけ
たいというご要望も寄せられております。
どちらの場合でも、「お母さんは良いって言ってくれたの?」と聞いて
しまいますが(おいらんって職業が、ね。いいのかなって)、本格的なもの
ではなくても、こういった感じにしたい、というのはできますので、ご紹介
したいと思います。

まず、そういった方は自髪で結われるのが基本です。そうなると、本格的な
セットを使うには土台となる髪の毛の量が少なく、かんざしを挿す根の部分も
かんざしの大きさに対して小さいのです。
そこで、それぞれのかんざしにはいろいろなサイズがありますから、そういった
一回り小さいサイズのものを組み合わせていけば、自髪でも使えるサイズで
セットが組めるということなのです。

で、そういった自髪用のセットがこちら↓
f0151488_19205443.jpg

セットの内容は本式のものと同じで20本です。
1.延べ棒(30×2.2センチ・厚さは4ミリ) 4,200円×1本
2.櫛 二号半京無地 2,625円×3枚
3.玉かんざし 塗り玉(大) 3,150円×2本
4.松葉 八寸無地 2,520円×2本
5.芳丁 八寸無地 1,575円×12本
合計が42,315円(本体40,300円、消費税2,015円)

本格的なセットとの比較はこちら↓(上の大きい方が本格的なもので、下の
小さいものが自髪用セットです)
f0151488_1924390.jpg

f0151488_19245112.jpg

ちなみに、芳丁は前髪にも挿しますが、前髪を梳いていたりすると毛の量が
少なくなりますから、かんざしを挿す土台が小さくなります。そこで、前髪の
方に挿すものだけ、もう一回り小さい七寸や六寸をお使いいただいてもよいと
思います。かつてのおいらん(太夫クラス)は、芳丁を前髪に左右3本ずつも
挿していましたが、これも2本ずつにするなどしてバランスを重視しても良い
でしょう(左右同じ数が良いので)。

後ろ髪に挿すほうは、短いと前から全く見えなくなってしまうので、八寸の長い
方をおすすめしております。

他にも、櫛の数を変えたり(一回り大きい六号半京を一枚だけにするとか)などの
ご相談も承ります。

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by kanzasi_yamaguchi | 2008-11-08 11:00 | おいらん用かんざし
昨日UPしたおいらん用セットですが、大きさやお値段など一切の詳細を
記載しておりませんでした。
遅ればせながら、今日はその細かい内容について、ご説明申し上げます。

まず、セットの内容ですが、全部で20点となります。
f0151488_1832139.jpg

1.延べ棒(笄・こうがいともいいます)×1本
2.櫛×3枚
3.玉かんざし×2本
4.松葉×2本
5.芳丁(足割れ)×6本
6.芳丁(割れなし)×6本

延べ棒は、36×2.5センチの大きさで(厚さは4ミリ)、お値段は6,300円(税込)です。

櫛は、山高半京という形で、当店の定番のものより幅が狭く、高さがあります。
大きさは幅15.3×高さ7.3センチです。1枚が4,515円です。

玉かんざしは玉の直径が3.5センチもあり、大きさも25.3センチもあります。
玉の素材は桜の木で、これにカシューという人工の漆で塗りをかけてあります。
1本6,510円です。

松葉は大きさが約26センチ、一番幅のあるところで5.7センチあります。
お値段は1本4,515円です。

芳丁は足が割れているものと割れていないものがあります。厳密には、当然
足が割れている方が手間が掛かっていますので単価も違うのですが、一応は
同じお値段で計算しています。大きさは九寸(約27センチ)です。江戸(関東)
のものですので、耳かきは丸く仕上げてあります。1本3,780円です。

で、合計が87,255円となります。

色目は、基本的に本べっ甲の最上級のものを模した、黄色っぽい半透明の
もの(卵甲と呼んでいます)を使っていますが、映画『さくらん』では、色目が
明るいと画面の中での調和が取りづらいということで、特別にもう少し濃い色
の生地で製作いたしました。
f0151488_1775651.jpg

こちらは実際に使っていただいたものです。奥に見えるポスターで着けている
ものです。
オーダーをいただければ同じお値段で製作いたしますので、アンナちゃんと
同じものをつけたい、という方はご相談ください。
(ちなみに、彼女が着けたものはセットの内容が異なります。芳丁が無く、
代わりに平打の彫りの大きなものを12本、使っています。こちらはお値段も
1本9,030円とお高いので、これを使うと150,255円となります)
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by kanzasi_yamaguchi | 2007-10-13 18:43 | おいらん用かんざし
今日お見えになったお客様が、演劇でおいらんの役をやるということで
それ用のかんざしをお探しとのことでしたので、いろいろお見せしたり
しておりました。

そこで、今日はおいらん用のかんざしのセットをご紹介いたします。

ちなみにおいらん、というのは昔の郭の中だけでの通称で、正式には
最上級のクラスの遊女という意味では、太夫(たゆう)といいます。
落語などでも題材になっている、高尾太夫とかいうあれです。

ですが、一般的にはおいらんという言葉の方がどうも浸透しているよう
なので、ここでもおいらん=太夫ということで使わせていただきます。

ちなみに江戸・吉原のおいらんと、京都・島原のおいらんとでは、使う
かんざしもかなり違います。この辺りは、ドラマや映画などでも、結構
混同しているものが多く、特にビジュアルで表現しなくてはいけない
コミックなどでは、もの凄くいい加減なものも多く見られるんですよね。
まあいくら現物を知らないからとはいえ、これだけインターネットが普及
している時代に、画像検索すらしてないのかよ…てなものを見つけると、
かんざし屋として、やや情けないような気がいたします。

まあそんな愚痴はともかく、江戸・吉原の花魁さんが使っていたかんざし
のセットはこちら。
f0151488_23173699.jpg


おいらん用20点セットです。

これを一人の頭にすべて使っていたというのですから、相当な体力が
ないとおいらんさんって勤まらなかったんじゃないかと思ってしまいます。

これは本当に昔のものが現存して残っているので、それを元に製作した
ものですから、重さも本べっ甲とプラスティック樹脂の差があるとはいえ、
それほど変わらないはずです。

つくづく大変だなあと思います。

ちなみに、全てのかんざしが通常のものの特大バージョンになっており
ますので、玉かんざしなどは、ほぼりんご飴くらいのサイズですよ。

販売価格:87,255円(税込)
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by kanzasi_yamaguchi | 2007-10-12 23:24 | おいらん用かんざし