稲穂かんざし お正月の縁起もの
2009年 12月 05日
1つは干支かんざしです。
来年は「寅」ということで、また粘土で原型から製作していたのですが、
急いでいたので原型の写真を撮るのを忘れてしまいました。スミマセン。
で、これは現在量産中(といっても100本程度しか作りませんけど)なので
出来上がりまで今しばらくお待ち下さい。
さてもう1つは稲穂かんざしです。
文字通り、ホンモノの稲穂をかんざしに仕立てたものなんですが、特に
つまみで鳩を作ってそれを組み合わせています。
これは、舞妓さんや芸妓さん用が新年の間だけ挿すかんざしです。
稲穂というのは豊作の意味合いですから、そこから福の象徴的なものの1つ
といえます。
また「実れるほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな」という言葉通り、謙虚さを
説く意味あいもあり、日本人の好きな意匠のものと言えます。
取りあえず50本ほど用意しましたが、その日のうちに半分以下になってしまいました。
ま、縁起ものなので、全て売れてくれれば なおありがたいところです。
さて、このかんざしの鳩さんには目が描かれていません。
これは、もともと舞妓さんと芸妓さんたちが旦那衆に眼を描き入れてもらうことで
「目が出る」=「出世する」に引っかけた意味合いがあるからです。
ただ諸説あって、好きな人に眼を書いてもらうと願いが叶う(=一緒になれる)という
こともいわれているそうです。
他にも、「稲穂かんざしから稲を3粒もらって紙に包んでお財布に入ておくと、
その年は豊作(金運がアップ)になる 」とかいろいろとまつわるお話はあるようで…。
まあ、私自身そういった世界とはご縁がないのでよくはわかりませんが、
単なるかんざしにもいろいろなお話がついてくるものなのだなあと思って
しまいました。
販売価格は1本1,575円(税込)です。
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